地球の生物はどのようにして海から陸に進出したのか?ロボットで進化の歴史を探る試み

デボン紀後期に生息していた肉鰭類「ティクターリク」 image credit:public domain/wikimedia

 ロボットは最先端の技術だが、その見据える先は未来ばかりとは限らない。もしかしたら大昔を見つめる最高のアプローチにもなるかもしれない。

 ケンブリッジ大学の科学者たちはロボットを使って、古代の魚が3億9000万年前に海を捨て、陸へ歩み出すことを決意したプロセスを明らかにしようとしている。

 太古の化石は貴重な手がかりだが、貴重すぎてわかることには限界がある。そうした過去の空白を最先端のロボットが埋めてくれるかもしれないのだ。

References: Robots could help scientists understand how fish started to walk on land | The Standard

続きを読む...

▼あわせて読みたい
新種のシーラカンスの化石から、その進化が地球の地殻活動から影響を受けていたことが判明
脊椎動物の進化の鍵を握るシルル紀の「顎をもつ魚」の化石が続々と発見される
違う種類の生物がよく似た姿形に変化する「収斂進化」は頻繁に起きていることが判明
我々が考えている以上に進化のスピードは速かった。これまでの常識より4倍も速いことが判明
生物が海から陸にあがった理由は目の進化だった可能性(米研究)

この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 絶滅・絶滅危惧種生物

RSS元
2024/11/10 20:00
サイエンス&テクノロジー
サイエンス&テクノロジーの関連記事